毎回ブログタイトルを書いてみては「デカく出過ぎだろ」と自分にツッコミを入れ、斜に構えたものに修正しているのだが、今回は他にいいのが思いつかないのでこのまま行く。 そして今回はドラフトを進めていくうちに、どんどん話したいことが増えていき(まとめられねぇ)字数も多くなり過ぎたので、何回かに投稿を分けることとする。まだろくに読者もいないのに晴れてのシリーズ化である。 先に、このシリーズ中に、シューベルトの「しぼめる花」についての有益な情報や、僕自身の解釈らしきものはほぼ出てこないことをことわっておきたい。今回この記事を書いたのは、この曲に関して、今この瞬間、自分がぼんやり考えていることを並べるためにすぎない。 この作品をやることになったきっかけはあまりに複雑 ( 鶏と卵現象 ) で、 曲の「第一印象」 自分自身の「体質」 「目標」 最近経験した「挫折」 そして演奏機会の「巡り合わせ」 など、沢山の軸がたまたま交差したことで起きている。これらを分解して残していき、その後に改めて演奏どうこうについては触れようと思う。それくらい今回は演奏した事実以上にそれまでの過程が、自分にとって面白い経験だったりする。こんなの書いて誰が得をするかは知らないが、ほぼ自分だけのために、備忘録的な感覚でここに残しておくことにする。
Nikolas K. Wriston, Saxophonist / サクソフォーン奏者(サックス) 金澤ニコラス